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身近な人のうつに気づくには?

心の不調は本人が自覚しづらく、また、受診をためらいがちです。
放っておいたらさらに無理を重ね、取り返しがつかない状態になる前に、
身近な人が気づき、サポートしていくことが何より大切です。
今、うつ病で悩んでいる人は30万人とも40万人ともいわれ、
周りの人や病院などに相談できずに一人で悩んでいる人も少なくありません。
そこで、ここでは身近にうつ病を疑われる人がいた場合の
周囲の人の接し方についてとりあげます。


① うつを見分ける3つのサイン

① 言動の変化
     最近、口数が少なくなった
     イライラしている
     付き合いが悪くなった
     気弱な発言が目立つ
     など

② 仕事面での変化
     仕事に身が入らない
     作業のスピードが落ちた
     ミスが増える
     など

③ 体の不調
     食欲がない
     頭痛がする
     だるい
     眠れない
     など

こうした変化に加えて、「死にたい、もう自分はだめだ」など、
絶望的な言葉を口にしたときは見過ごしてはいけません。
すぐに話し合って専門医に相談することを進めましょう。

様子をうかがう時には、
「どこかからだの調子が悪いのでは?」と、
精神面ではなく、身体面を心配しているような言い方のほうが、
比較的抵抗感が少ないようです。


② 傾聴

悩んでいる人の気持ちに耳を傾けよう

悩み苦しんでいる人に、どのように向き合ったらいいか・・・?
自分の身近であればあるほど難しく、迷うものではないでしょうか?
人の悩みや気持ちを聞くときには、「受容」、「共感」が大切です。
本人の言葉や、考えに対し、その是非や善悪を判断せずに、
無条件で感情そのものを受け止めます。
ふさぎこんで、何も話そうとしないこともあるでしょう。
そんなときはお互い黙ったままでいいんです。
大事なことは、その人のそばにいること。
寄り添い、時間を共有することです。
つらい気持ちを抱えている人にとって、
「いつも温かく見守られているんだ」
という安心感は何より必要なものです。
こういう姿勢は自殺防止にもつながります。
もしも、あなた自身が一人で支えきれなくなった場合は、
決して無理をしてはいけません。
第三者に相談するか、専門家に助けを求めてください。

①寄り添う
     「何があったの?」
     「落ち込んでいるんだね」
     「調子悪そうだね」

② 共感する (アドバイスや励ましはしない)
     「そうだね」
     「つらかったんだね」
     (ただうねずくだけでもいい)

③ 受容する (最後まで話をじっくり聞き、批判や評価、助言をしない)
     「それは大変だったね」
     「よくわかったよ」








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