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長時間・過重労働などの広がりで、働く人の疲労回復が難しくなっているなか、
適切な睡眠をとることの重要性が叫ばれています。
睡眠は、生活習慣の一部であるだけでなく、
神経系、免疫系、内分泌系などの機能と深く関わっており、
健康の保持・増進にとって欠かせません。
睡眠に問題が生じると、更なる疲労感が生じ、
情緒が不安定になり、適切な判断力が鈍ることなどによって、
業務ばかりでなく、生活の質に大きく影響してきます。
また、見逃せないのは、
心の病気の一症状としてもあらわれることもあるということ。
「眠ろうとしてもなかなか眠れない」
「夜中に何度も目を覚ましてしまう」
などの症状が1ヶ月以上続いているなら「睡眠障害」かもしれません。
専門医もしくはかかりつけの医師に相談することをお勧めします。
「睡眠は疲労回復の最後の砦」ととらえ、質の高い睡眠をとって、
心と体をいきいきと保ちましょう。
(1)快適な睡眠でいきいき健康生活
・快適な睡眠で、疲労回復・ストレス解消・事故防止
・睡眠に問題があると、高血圧、心臓病、脳卒中など生活習慣病のリスクが上昇
・快適な睡眠をもたらす生活習慣
~定期的な運動習慣は熟睡をもたらす
~朝食は心と体の目覚めに重要、夜食はごく軽く
(2)睡眠は人それぞれ、日中原器はつらつが快適な睡眠のバロメーター
・自分にあった睡眠時間があり、8時間にこだわらない
・寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る
・年齢を重ねると睡眠時間は短くなるのが普通
(3)快適な睡眠は、自ら作り出す
・夕食後のカフェイン摂取は寝つきを悪くする
・「睡眠薬代わりの寝酒」は、睡眠の質を悪くする
・不快な音や光を防ぐ環境作り、自分にあった寝具の工夫
(4)眠る前に自分なりにリラックス法
・軽い読書、音楽、香り、ストレッチなどでリラックス
・自然に眠たくなってから寝床につく、眠ろうと意気込むとかえって逆効果
・ぬるめの入浴で寝付きよく
(5)目が覚めたら日光を取り入れて、体内時計をスイッチ・オン
・毎日同じ時刻に起床
・早起きが早寝に通じる
・休日に遅くまで寝床で過ごすと、翌日の朝がつらくなる
(6)午後の眠気をやりすごす
・短い昼寝でリフレッシュ、昼寝をするなら午後3時前の20~30分
・夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響
・長い昼寝はかえってぼんやりのもと
(7)睡眠障害は専門家に相談
・睡眠障害は、「心や体の病気」のサインのことがある
・寝付けない、熟睡感がない、充分眠っても日中の眠気が強いときは要注意
・睡眠中の激しいいびき、足のムズムズ感、歯ぎしりも要注意
こんな症状は危険信号です。
・寝つきが悪い
・熟睡感がない
・早朝に目が覚める
・充分眠っているつもりなのに日中強い眠気がある
・激しくいびきをかく
・睡眠中に足がムズムズする
・睡眠中に足がピクピクする
・歯ぎしりをする
・息が苦しくなって目が覚める
・朝起きたときに頭痛がする
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